MORI KOZABURO
lostbuddaのフロントマン
全てのアイデアは彼から生まれる
lostbuddaはMORIから始まった
今回はカメラマン青木さんとのインタビュー形式
青木 こんちわーMORI こんちわ。
しょっちゅう会ってるから別にかしこまるほどのあれじゃないよね。
青木 はい。まずあれですね。
ロストブッダってどういう意味なんですか。
僕のまわりの人にもよく聞かれます。
あとスペルもおかしいですよね。
MORI そうね。
lostbuddaのほうが収まりがいいんだよね。
見た目の
MORI スタジオにて
青木 意味とかは?MORI なんか、あんまりそういうの説明すんの好きじゃないんだけど。
青木 お願いします。
MORI うるせーな。笑
青木 で、お願いします。
MORI 仏の意味って、全てを悟った状態らしいのよ。
俺らって、みんな本来は仏なんでしょ。
でもおれはまだまだ悟ってないからね。
俺が表現できるのは、
人生の迷いの部分しか無理だからね。
MORI その辺の解釈もみんなの自由でいいよ。
アートなんて解釈は自由でしょ。
青木 ふーん。なるほど。
MORI なんだよ。 文句あんの?笑
青木 いえ。
2019年はバスキングとスタジオライブをやりましたが、
何を得られましたか?
MORI バスキングはどちらかというと
2018年のほうがやったんじゃないかな。
今後も不定期だけど、やっていきたいね。
本当はバスキングでもっと面白いことをやろうと考えている。
それは実現可能な資金ができたらやるよ。
スタジオライブ動画はずっと構想にあったことだから。
今って実際、PC一台で作曲なんて簡単に出来てしまう時代。
だからこそ、一発録りでのクオリティってものにこだわったんだ。
あと今はyoutubeがすごい便利なツールとしてあるので、
使わない手はないと思う。
青木 lostbuddaはテクニックに走らないところが好きです。
ぼくはあんまりテクニックが全面に出る音楽は好みじゃないので。
MORI まあ、そうね。青木君は嫌いだよね。
テク系。笑
前はメンバーのそういうテクニック系とか手癖に走りそうな時は、
ブレーキはかけていたよ。
世界観が壊れるからね。
でもいまは、メンバー皆がlostbuddaの音を理解しているから。
一緒にやってきてlostbuddaの音が固まってきたという感じ。
なるほど。
森さんとメンバーって仲いいんですか?
森さんにとって、みんなってどんな人ですか?
MORI 仲はいいよ。
そんなにガッツリあってはないけど。
lostbuddaのメンバーは、僕以外は、
本当に音楽マニアがあつまっているよね。
MORI イシミネくんはビールばっか飲んでるけどセンスいいよね。
いろんな音楽ちゃんと聴いてるから、
その世界に必要な要素を組み立てて落とし込めるし。
それと、伊志嶺は楽器のこと話させたら一日中話してんじゃない?笑
MCを盛り上げる伊志嶺
青木 たしかにいつも飲んでますね。MORI しのさんは無敵だよね。※KNGJRCK
全部、アナログ、ギターで音出す事にこだわってる訳。
別に今の時代PCで鳴らせるわけよ。
え、アナログでやってるの?ってなる。
だからこそ震える。
やばいでしょ、あの人。
もちろんいい意味で
ライブ前音だしでのKNGJRCK
MORI 僕が気分でいろんなことやりたがるでしょ?みんな大変だと思うよ。笑
その要望に二人はしっかり応えてくれる。
その都度、しのさん機材増えてるし。
曲作っていて自分自身が
lostbuddaの演奏にワクワクする感じはあるよ。
本当に頼もしいよ。
MORI みんな知らないだろうけど、
エンジニアの比嘉さんて人がいて。※hondayosihide
リズムや音圧に関しては本当にうるさい。
でも普段は本当に変人だけどね。
ただ音の解析やリズムに関する知識は本当にすごい。
だから、しのさんと比嘉さんにはよく相談する。
アナログでこんな音出したいんだけどとか、
もっと機械っぽく生でやりたいとか。
MORI 和也さんは、調和剤みたいな感じ。
もちろんドラムはうまい。
そして、ドラムに対しての愛がある。
おれのことメンタル弱いとかいってたけど。笑
なんか絶妙なバランスで成り立っているんだよね。
音楽マニアはもりさん以外なんですか? もりさんは?
MORI おれはもう、音楽を普段は聴いてないから。
昔はいっぱい聴いたけど。
2004年以降くらいの音楽にあんまり興味がないのよ。
もちろん、
「nosaj thing」とか「burial」、
「Anderson Paak」とか、
かっこいいアーティストが
沢山いるのはもちろん知ってる。
リスペクトもしているよ。
ただそんなに聴いてはいない。
学習のために聴いてるくらい。
全体的にはシーンが進化しているとは感じない。
音楽以外のジャンルの方が進化があると思っている。
僕は近年の音楽に刺激を受けることはほぼないかも。
Anderson .Paak & The Free Nationals: NPR Music Tiny Desk Concert
Nosaj Thing Boiler Room Los Angeles LIVE Show
MORI たまにメンバーにリファレンスとしてイメージに近い音源を探すことはあるけど。
作曲のテーマも映画だったり本だったりするし。
ロストハイウェイはそのままデビットリンチの映画を
みてたときに構想が生まれているし。
lostbudda - Lost Highway
青木 なるほど。 2019年は音楽バンドとしての活動が前面に出た年でした。今年もこの流れは継続するのか、
または新しい活動が見られるのか、
どんな計画がありますか
MORI そうだね。
2020年もlostbuddaとしては 音楽を継続して続けていくよ。
今月の1/29にもライブがあったと思うし。
その先もチラホラ決まってきている。 MORI 今年はもっともっと面白いことをやるよ。
2月から新しいプロジェクト を用意している。
動画やHPでのコラムもどんどん増えていくと思う。
青木 個人的には早く新曲が聴きたいですね。
直近の新曲「vague」はこれまで
lostbuddaの持ち味だった耽美的なテイストがなく新鮮でした。
完全なインスト曲や、よりテクノ感の強い曲が聴きたいのですが、
新曲の制作ははかどってますか?
MORI 「vague」ね。いいよね。
あれも結構いろんな要素を落とし込んだんだよ。
あの曲はアコギだけだとつまんない曲なんだよ。
そこにコーラスとかで精神性をいれたかったの。
あとはグルーヴもほしかった。
全部まぜたら面白くなるんじゃないかなと。
結果、面白くなったね。
lostbudda - vague Studio Live
青木 はい。MORI 新曲はlostbuddaに落とし込んでない段階のモノは10曲くらいできてるけど。
どちらかというと、重たいテーマの曲は去年でひと段落させようかなと思ってる。
今年は結構聴きやすいものを作ろうかなと思っているよ。
もちろん実験要素はいれこむけどね。
テクノっぽいのも、一曲はできてるんだけど。
今年はあんまり出番がないかもな。
本当はテクノっぽいのを作るのは、ものすごく得意なんだよ。
俺自身が新しいことに挑戦しないとつまんないじゃない。
青木 なるほど。少し残念ですね
MORI 大丈夫だよ。またやるから。 そういうのも。笑
僕らの音楽ってシリアスというか。笑
正直、大衆向けとは言いづらいから。
ただ、僕自身はふざけた人間なわけで。
だから、lostbuddaは今後はもっともっと発信していくことにする。
アートの形も変わっている。
自分も時代の流れを取り入れられる部分は取り入れる。
ただ僕らlostbuddaは
どこまでも楽曲、世界観、演奏も含めたパフォーマンス に力をいれているで。
やはりライブなどがあればどんどん足を運んでほしいと思うし。
青木 はい、是非見てほしいとは思います。
MORI じゃまた。
撮影 KOTARO
2020/01
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