音楽入門① ブルース/ゴスペル

音楽入門① ブルース/ゴスペル

こんばんわ
みなさまお元気しておりますか?

lostbuddaの企画として、
様々な音楽が生まれてきたルーツを
一緒に勉強していこう!
という企画を始めたいと思います。

音楽のジャンルもたくさんありまして
みなさんの思いつくジャンルって何がありますか?

クラシックやロック、
ジャズ、フォーク、ファンク、
HIP HOP、テクノ、、、。

2020年までくるとジャンルが
細分化されすぎているので省略しますが。。。

その中で今回は
ブルース/ゴスペル
というジャンルについて
簡単に紹介していきたいと思います。

皆さんブルース/ゴスペルって知ってますか?
なんとなくイメージは沸く方もいるかもしれません。
またなぜゴスペルとブルースを一緒に紹介するの?
と思う方もいるかもしれません。

でわ、ブルース/ゴスペルを知る為には、
歴史的な背景を覚えておかねばなりません。
簡単ではございますが、
ご紹介させていきたいと思います。

さかのぼると黒人奴隷の歴史に紐づいていきます。

◆奴隷としてアメリカに
連れてこられたアフリカ黒人。

今ではありえない話と思うかもしれませんが、
200年前のアメリカでは奴隷制というものが
実際に存在しました。
元を辿れば16世紀のイギリスも絡んできます。
※奴隷制については
こちらの記事をどうぞ

アフリカからアメリカへ
奴隷として連れてこられたとされています。
彼らは文字を禁じられ、宗教も奪われました。

1865年、奴隷解放によって黒人たちの
生活はかなり大きく変わることになります。

◆ゴスペルの誕生

白人たちは黒人奴隷たちの団結を恐れ、
黒人たちの民族宗教を取り上げ
キリスト教を教えアメリカ社会へ組み込んでいきます。
奴隷たちは集まって話したり楽しんだりする
自由はありませんでしたが、
キリスト教の集会は制限付きで許されていました。
歴史的には強いられた宗教ではありましたが
信仰は彼らを助けました。

また彼らが心のよりどころを求め、
密かに口ずさんだ唄が、
ゴスペルのルーツだと言われています。
ゴスペルの起源は、16世紀のはじめから
アメリカに連れてこられた黒人奴隷
によって歌われ始めた黒人霊歌です。

・苦しみから逃れ天国への憧れを歌う
黒人霊歌

黒人霊歌はゴスペルよりも歴史が古く
spiritualとも呼ばれている。
黒人霊歌は、アフリカ大陸から
アメリカ大陸に強制連行され、
奴隷状態に置かれた黒人たちから生まれた。

Marian Anderson – “Deep River” (Spiritual)

この「deep river」では深い河の
向こうへの憧れを歌っています。
深い河(ヨルダン川)の向こう側=自由の土地/天国
を重ねて歌われています。

フィスクジュビリーシンガースが有名に
なると黒人霊歌は広がりを見せます。

Swing Low Sweet Chariot – Fisk Jubilee Singers (1909)

1930年代ごろに霊歌の時代は終わり、
「ゴスペル」の時代へと変わっていった。

・信仰の歓喜を歌うゴスペル

ゴスペルソングは20世紀で世界的な影響力を
持って知られるようになった黒人宗教歌です。

ゴスペルは1920年代から全米の
キリスト教の大会などで歌われていました。
1930年代は不景気の時代で
多数の黒人が農業中心の南部から
工場地帯である北部へ引っ越して行きました。
この人々とともに音楽の形態が
北部へ伝わっていったのです。

ゴスペルと黒人霊歌の違いは
歌詞の内容の明るさにあります。

黒人霊歌の関心は死んで苦しみから逃れるか
天国へいけるかどうかということ。

一方のゴスペルの歌い手は悲しみを歌いながらも
輝く信仰の歓喜を感情を込めて歌いました。

 

・ゴスペルと同時期に生まれたブルース
19世紀後半頃にアメリカ南部の
ミシシッピー・デルタ で、
ブルースが誕生しました。
ブルースも黒人霊歌、
フィールドハラー(労働歌)などから
発展したものと言われています。
1903年、ミシシッピ州のデルタ地帯を旅行中だった
W・C・ハンディがミシシッピ州タトワイラーの駅で、
汽車を待っていた時、時間潰しに歌を歌っている
一人のミュージシャンに出会う。
W・C・ハンディ
彼はギターの弦にナイフをスライド
させて音を出しながら、
薄気味悪い節で歌っていた。
ハンディ自身も黒人であり
プロのミュージシャンだったが、
こんな音で鳴るギターを聞くのは初めてだった。
歌詞の内容はミシシッピヴァレー鉄道のとある
場所を歌っているだけだったらしいが。
ハンディはこの曲の素晴らしさを逃さなかった。
この後、彼は楽曲を1912年に楽譜にして発表し、
ブルースは広く世間に知られることになった。
1920年にはメイミースミス
クイレイジーブルースが史上初めて録音された。

Mamie Smith – Crazy Blues (1920)

・伝説のブルースマン
-ロバートジョンソン-

ロバートジョンソン
ブルース・シンガーのマディウォーターズ
はかつて
ロバートジョンソンがストリート
で演奏しているところに居合わせたが、
彼のまとう危険なオーラに
怖気付いて近寄れなかったいう。

ロバートジョンソンは1911年ミシシッピ州
ヘイズルハーストに生まれる。
10代の頃ハーモニカを吹いていたが、技量は低く
失笑を買う程度のものだったという。
その後、彼は腕を磨く為、各地を回り
数年後に帰郷した時にはギターの名手になっていた。
「十字路で悪魔に魂を売り渡して、
その引き換えにテクニックを身につけた」
という話はブルース界
の神話として受け継がれているという。

I’m A Steady Rollin’ Man [Remastered] ROBERT JOHNSON (1937) Delta Blues Guitar Legend

 

1938年月16日、27歳で死去
早すぎる死は様々な噂が飛び交った。
彼はブルース、
その後のロックなどに多大な影響を与えた。

と今回はざっとこんな感じでさわりをまとめた
感じになりましたが、いかがでしたでしょうか?
不定期ではありますが
また掘り下げていけたらと思います!

(文/ 唐沢 晋)