伊志嶺 亨 インタビュー
- 2020.01.05
- lostbudda‐blog
- lostbuda, インタビュー

Bassist 伊志嶺 亨
ベースを愛し、音楽を愛する男
lostbuddaで重く、時には軽やかに、
ベーシスト伊志嶺 亨の世界に迫った。
(文/唐沢 晋)

伊志嶺
宜しくです〜

唐沢
はじめまして。
宜しくお願いします!
宜しくお願いします!

唐沢
それでは初めに音楽をはじめたきっかけを伺えますか?

伊志嶺
音楽を始めたきっかけは単純に学校内で目立ちたかったってのが一番でしたね。笑 中学校の頃に最初はギターから始めて、ギターをやってる友人の家に集まってはギターを一日中弾いていたんです。でもそいつがなかなか上手いやつで、「これはちょっと勝てないな」ってなってからはベースに転向しました。高校に行ってからはメンバー集めてバンド組んだりなんかして。青春ですね。笑

唐沢
青春ですね〜笑
僕はFコードがおさえれなくて挫折したタイプの人間です。笑
僕はFコードがおさえれなくて挫折したタイプの人間です。笑

唐沢
今までどういった音楽活動をされてきましたか?

伊志嶺
これまで色々なご縁に恵まれて沢山のバンドで弾かせてもらいましたね。

伊志嶺
ポップス系からロック、R&B、ブルースにジャズにフュージョン等とにかく面白そうだなって思ったら手当たり次第にやってました。それが経験とスキルアップになると思って。その他にもソロアーティストのサポート活動だとか、アイドルのバックバンド、オールディーズ界隈の箱バン経験もあります。

伊志嶺
でもそういったことを10年以上続けてるうちに、自分が本当にやりたい音楽ってなんだろう?と悶々と考えることも多くなったんです。それでついに音楽を辞めてしまった時期もあったりして。


唐沢
最近では音楽に対しての考え方が変わってきたということですか?

伊志嶺
そうですね。空白期間を通して音楽とは自己表現だなと改めて思ったわけです。当たり前のことなんですが。そういう初心みたいなものをずっと忘れてたなと。それと気の合う仲間とのコミュニケーションツールですかね。

唐沢
そういった気持ちを思い出したということは空白期間も無駄ではなかったんですね。

伊志嶺
はい。好きな音楽を好きな仲間たちと奏でる。それだけで楽しいんです。そういった思いで音楽を自然に捉えられるようになったのは大きいです。

伊志嶺
lostbuddaに出会ったタイミングはまさに自分の中での音楽感の変化が起こった時期とちょうど重なってて、lostbuddaの独特の世界観だとかビジョンに共感して、「これだ!」って思いましたね。

唐沢
なるほど。
lostbuddaのメンバーの皆さんも様々なルーツがありますからね。
lostbuddaのメンバーの皆さんも様々なルーツがありますからね。
では次に楽器の魅力も教えていただけますか?

伊志嶺
僕はギターやベースをこの上なく愛しているんですが、その魅力を一言で表すなら「ロマン」ですかね。笑

伊志嶺
プレイを楽しむのはもちろんですが、見てるだけでも十分楽しい。世界でこれ以上美しい物体はないだろうなって常々思うんです。笑

伊志嶺
それとその楽器の持つストーリーだとか、そういったことにも思いを馳せてしまいますね。僕がメインで使ってるムスタングベースは1969年製のビンテージものなんですが、傷とかいっぱいでクタクタなんです。でも「今まで沢山のステージで弾かれてきたんだろうな」とか「この傷はどうやって付いたんだろう?」とかって妄想しては、ロマンに浸ってます。

唐沢
もはや、変態の領域ですね。笑

伊志嶺
笑

唐沢
音楽以外に影響受けたものはありますか?

伊志嶺
自分じゃ絶対に発想できたいことを表現してる人を目の当たりにすると、すぐ影響されますね。笑

伊志嶺
音楽以外にも絵や写真、動画や服飾なんかのデザイナーの方とか、割と身近に面白い人居たりするんで楽しいです。それと、僕はWeb関連の設計や組込みなんかもやったりするんですが、そういった分野からも多大な影響を受けてますね。物事の仕組みだとかをロジカルに俯瞰することはとても重要なことだと思っています。

唐沢
なるほど。
今後の自分のビジョンや挑戦したいものはありますか?
今後の自分のビジョンや挑戦したいものはありますか?

伊志嶺
個人的には今後の1番の目標はシーンに寄り添った音楽Webメディアを起ち上げることですね。今でも面白いメディアは沢山あるんですが、自分だったらこうしたいなとか思うこともあって。

伊志嶺
今はその初期段階としてギターやベースに関する情報メディアを運用しています。

唐沢
すごく興味あります。今度ゆっくりその辺の話を掘り下げていきたいなと思います!!

唐沢
lostbuddaでの活動で挑戦したいものについてもお願いします。

伊志嶺
先程話したことと密接に繋がるんですが、シーンを確立させたいです。ある種のムーブメントというか。

伊志嶺
UKロック・ムーブメントもUSヒップホップ・ムーブメントも最初は小さなコミュニティのちょっとした遊びから始まったものだと思うんです。それがかっこいいーってなってどんどん輪が広がっていって巨大なシーンになるのかなと。
音楽だけじゃなくて、色んな分野の方と協力して面白いことを具現化していきたいですね。
lostbudda coffeehouseでの伊志嶺

伊志嶺
lostbuddaってそういう雑食性がとても強いんです。色んなモノやコトにすっと馴染むというか。そうやって相乗効果をどんどん巻き起こせる存在であり続けたいなと思ってます。

唐沢
確かに、音楽だけの活動をしている
バンドって感覚ではないですもんね。
バンドって感覚ではないですもんね。
lostbuddaに参加して感じることなどありますか?

伊志嶺
みんな懐が広いですね。人間的にも音楽的にも。それぞれ色んな経験を通してlostbuddaに参加しているんだなってのがとても感じられて楽しいんです。
バンドという枠を飛び越えて、僕の中ではlostbuddaというアートプロジェクトを推進している仲間同士って感覚が強いです。

唐沢
僕もいろいろとお手伝いさせていただけて嬉しいです!!
でわ、最後にひとことお願いします!!
でわ、最後にひとことお願いします!!

伊志嶺
これからもワクワクできることをどんどん具現化させていきたいなと思っています。一緒にシーンを盛り上げていきましょう!!
・好きなお酒 ビール
・好きな映画 ライフイズビューティフル
文 / 唐沢晋
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